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通訳の仕事 通訳案内士

通訳案内士の仕事の内容、年収とは?資格はどう生かせるの?

投稿日:2017年1月24日 更新日:

通訳案内士って注目されてますけど、ちゃんと仕事として成り立つんでしょうか?
はい、ではそのあたりを詳しく説明します!

2020年東京オリンピック・パラリンピックで注目が集まっている、通訳案内士という資格はどんな仕事なのでしょうか?

資格や試験内容については【資格・試験・免除項目】東京オリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」とは?にまとめてありますので、ここでは簡単に解説しますが、通訳案内士の資格は国家資格の1つです。

通訳案内士とは、報酬を得て、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする資格(国家資格を持つ人を言います。

資格試験は一次試験と二次試験があり、一次試験は以下の5項目からなり、

  • 外国語(英語はTOEIC840点以上で試験免除)
  • 日本地理
  • 日本歴ならびに産業
  • 経済
  • 政治および文化

二次試験は口述試験となり、コミュニケーションスキルも問われます。

では、実際に通訳案内士となった場合、その仕事の内容や年収はどんなものなのでしょうか?

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通訳案内士の仕事内容

この章でのポイントまとめ

通訳案内士の仕事内容は、観光案内から宿泊予約・荷物の管理・買い物のアドバイスまで多岐にわたる

1日のスケジュールは、待ち合わせから送り届けるまでが基本

その仕事内容から「民間外交官」といわれる

通訳案内士の仕事内容は主に以下の5つです。

  1. 外国人観光客の観光案内
  2. 旅行スケジュールの管理
  3. 宿泊施設の確認・予約
  4. 荷物の管理
  5. 買い物のアドバイス

これらの内容を日本国内で有料で行う場合には、通訳案内士法により、通訳案内士としてガイド登録をしている必要があります。

この法律に違反をした場合、50万円の罰金が科せられます。

えっ?罰金ですか!?

通訳案内士の制度を定め、その業務の適正な実施を確保することにより、外国人観光客に対する接遇の向上を図り、もって国際観光の振興に寄与すること

通訳案内士法第一条

報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすること)を行うことを業とする

通訳案内士法第二条

ただし、2018年以降は無資格でも報酬を得てガイドすることができるようになります。

無資格でガイドができるようになると、ガイド人口は増えますが「ガイドの質」が問われるようになりますので、資格を持っている人が優先的に仕事をもらえるようになると予想されます。

通訳案内士の1日の流れ

それでは、通訳案内士として仕事をする際の基本的な1日の流れをご紹介します。

  1. 仕事の依頼を受ける
  2. 案内する土地や施設を下見する
  3. 下見した情報をもとにガイドの下準備を進める
  4. ガイド当日の朝、ホテルの前などで依頼者と待ち合わせ
  5. ツアーへ出発
  6. 場所や施設の説明などを行い、文化や歴史などを外国語で伝え、日本の魅力を伝えながら観光客に楽しんでもらう
  7. 荷物の管理や宿泊施設の管理
  8. 駅や空港まで送迎する(場合もある)

最も大切なことは、「自分の言葉で伝える」と言うことです。

そして、日本の魅力を自分の言葉で伝えながら、観光客に旅行を楽しんでもらえるようコミュニケーションを取る、そんなホスピタリティも必要になります。

通訳案内士は民間外交官とも言われ、観光客の日本に対するイメージに大きく関わることから、「観光客も楽しい、自分も楽しい」、そんなガイドができるよう工夫することが大切です。

通訳案内士の就業実態と年収

この章でのポイントまとめ

通訳案内士の資格は現状あまり生かされていない

収入は200万円以下が約半数

今は収入や独立に不安があるが、今後は大きなチャンスがある業界であることは間違いない

国土交通省観光庁が平成26年12月に発表した通訳案内士の就業実態等についてで、通訳案内士について興味深い内容が記載されています。

  • 通訳案内士の資格取得者の4分の3がその資格を活かしていない(75.7%が未就業)。
  • 活用している人でも、その多くが他の仕事との兼業であり、専業は6%程度。
え?仕事としてはお金にならないってこと?
はい、せっかく資格を取っても、収入や独立に不安があり、「仕事にしたい」とまではいっていない現状があるようです。

しかし反面、資格取得者の3割は「資格を生かして就業したい」と考えていることから、事業モデルの改善などを図れば大いにチャンスがある業界だとも言えます。

通訳案内士の就業実態

現在の通訳案内士の主な就業先は、語学が重要視されると言う点から

  • 通訳・翻訳
  • 学校教職員
  • 塾・ 語学学校講師

が多く、意外にも主婦(主夫)の割合も多いことが知られています。

ただ、全体の4割が年間の就業回数が10回未満、就業日数が30日未満が半数と言うことから、より一層の事業モデルの改善が求められることは一目瞭然です。

そのためにも、2020年東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに盛り上がっていきたい業界の1つでもあると言えます。

通訳案内士の年収

通訳案内士の年収は、就業している人の約半数が200万円以下となっています。

え?200万円以下ですか?
実は、地域限定の通訳案内士や特区ガイドになるとさらに厳しい現状が待っています。

引用元:観光庁「通訳案内士の就業実態等について」より

通訳案内士の資格を生かすためにはどうしたらいいの?

この章でのポイントまとめ

資格を生かすには「待ちの営業」から「攻めの営業」に切り替える必要がある

そのためには自分でホームページやブログなどを積極的に利用すると効果的

就業回数や日数が少ないことから年収も少なく、その結果、将来に対する不安などから資格取得者の就業率も低くなっている現状があります。

しかし、現在の仕事の受注の仕方から改善点がいくつか見えてきます。

現在の通訳案内士の仕事の受注方法は「待ちの営業」

まずは観光庁の資料(業務受注方法)をご覧ください。

通訳案内士の主な受注方法は「旅行会社に登録」「業界団体からの紹介」「人材派遣会社に登録」がほとんどです。

これだけを見たら、しっかりとしたところに登録して仕事を待つ、それ自体は悪くありませんが「待ちの営業」になっていることは明らかです。

そこで注目したいのが、8.6%を占めている「自分のホームページ等で宣伝」と言う部分です。
自分から積極的にならないとダメってことですね・・・

巡り合わせでこのホームページに来てくれたあなたは、少なからず通訳ボランティアや通訳案内士に興味がある人だと思います。

そこであなたに質問です。

あなたは自分をアピールできるブログやサイトなどのホームページを持っていますか?

持っていると答えたあなた、そのホームページは有効に活用できていますか?

「待ちの営業」から「攻めの営業」へ

詳しいことは別の機会にまとめたいと思いますが、資格をもとに自分で稼ぎたいと思っているなら、これからの時代はネット上に自分のお店(ホームページ)を持つことが必須になってきます。

facebookやアメブロ(無料ブログ)ではありません。

自分で「1」から作るブログやホームページが必要なんです。

その理由は以下の通りです。

  • あなたが通訳案内士であることを全国・全世界に周知させるため
  • 今までのような「待ちの営業」ではなく「攻めの営業」にして収入をアップさせるため
  • 自分の声・言葉で伝えることができるから

そして、facebookやアメブロなどではなく、WordPress(ワードプレス)などの独自ドメイン(〇〇.comなど)と言われるものを使い、オリジナルのブログやホームページを作ることで収入はさらにアップする可能性があります。

その理由は以下の通りです。

  • facebookでは自分の思い通りのコンテンツ作成ができない(多少はできるかもしれないが)
  • アメブロなどの無料ブログは、ホームページを借りている契約なので、親会社がアカウントを凍結したりブログサービスを止めてしまうと、今まで書いたもの全てが消えて使えなくなってしまう。
  • 独自ドメインであればGoogleアドセンスなどの広告収入も期待できる(無料ブログでは期待できない)
でも、自分でホームページを作るってなんだか難しそう・・・
いいえ、独自ドメインでブログやホームページを作ることはそこまで難しいことではありません。

「〇〇.com」の〇〇を決めて登録し、ブログやホームページを運営するためのサバ―をレンタルするだけです。

費用はドメイン代で年間1,500円程度、サーバーレンタル代金は年間で16,000円程度ですから、月々1,000円ちょっとで自分の資格と仕事をアピールすることができます。

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上記バナーリンクからは、サーバーレンタルとドメイン取得ができますので一度目を通しておいてください(ブログやホームページの作成に関しては別の機会にまとめます)。

実際にどのようにホームページを作るのかも、フリーの通訳案内士が仕事を得るために必要なこと【実は難しくない ”ホームページ運営のいろは” 】にまとめていますので参考にしてみてください。

まとめ:通訳案内士の業界は、まだまだ伸びる可能性がある!

このように、通訳案内士の資格を取るからには、この資格でしっかりと稼げるようになるために「攻めの営業」を仕掛けていくことが必要になります。

せっかくの素晴らしい資格です、心を安定させて外国人観光客に素敵な案内ができるためにも、しっかりとした収入の確保をすることが重要です。

では、ここまでを簡単にまとめますね。

通訳案内士の仕事には、外国人観光客の観光案内、旅行スケジュールの管理、宿泊施設の確認・予約、荷物の管理、買い物のアドバイス、などがある

普通に通訳案内士の仕事をしていても収入は高くならない現状がある

収入を上げるにはブログなどで「攻めの営業」をすることが大事

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて英語力を磨いて、通訳ボランティアとして活躍したり、通訳案内士として働いてみたいと思っているあなたは、その先もしっかりと見据えて頑張ることで一生の仕事にすることができるでしょう。

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