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通訳の仕事 通訳案内士

【資格・試験・免除項目】東京オリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」とは?

投稿日:2017年1月18日 更新日:

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」の資格についてまとめています。

通訳案内士ってなんですか?
では、その資格や仕事内容などについて一緒に見ていきましょう。
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「通訳案内士」の資格と仕事内容

この章でのポイントまとめ

現在、有償の通訳ガイドを無資格で行うと1年以下の懲役または50万円以下の罰金となるが、今後は無資格でも有償ガイドが可能となる

通訳案内士では10言語で資格を取ることができる

通訳案内士は「民間の外交官」といわれている

通訳案内士とは、報酬を得て、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする資格国家資格を持つ人を言います。

通訳案内士法に違反した場合、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金※に処されることとなります。

※2017年2月現在、今後変更の予定がありますのでこれからは無資格でもOK?通訳案内士(通訳ガイド)の制度変更で有資格者は無資格者より優遇されることもを参照してください。

2018年以降は無資格でも有償のガイドができるようになるのがポイントです。

通訳案内士の資格とは?

通訳案内士法の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。

都道府県知事の登録だなんて、けっこうしっかりしてるんですね。
はい、言語系の中では一番難しい国家資格とも言われていますから当然かもしれませんね。

通訳案内士の資格が取れる外国語はいくつあるの?

通訳案内士の資格試験が行われるが国語は以下の10言語とされています。

  1. 英語
  2. フランス語
  3. スペイン語
  4. ドイツ語
  5. 中国語
  6. イタリア語
  7. ポルトガル語
  8. ロシア語
  9. 韓国語
  10. タイ語

通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能です。

誰でも受験できるのはいいかもしれませんね。

通訳案内士の仕事観は ”民間の外交官”

通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識や教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。

ですから、外国人観光客に日本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい日本理解の第一歩となり、通訳案内士の仕事は、“民間の外交官” とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。

民間の外交官・・・私にもなれるかしら?
もちろんです!

通訳案内士の試験概要

この章でのポイントまとめ

試験には一次試験(筆記)と二次試験(口述)があり、ともに年に1回の実施

一次試験の内容は外国語・日本の歴史・政治経済などで、二次試験は実務を通してコミュニケーションスキルを問われる

外国語試験には免除される条件がある

受験費用は11,700円で(2か国語の場合は23,400円)、受験地は日本全国とソウル・台北

通訳案内士の試験は、一次試験の【筆記】と二次試験の【口述】の2つで実施されます。

試験は1年に1回、一次試験は8月、二次試験は12月にあります。

1年に1回ってことは・・・一発勝負って感じが強いですね。
勉強できる時間がたくさん取れるともとれますね。

一次試験【筆記】と二次試験【口述】の試験内容

一次試験の筆記は主に一般常識を問われるもので、

  • 外国語
  • 日本地理
  • 日本歴ならびに産業
  • 経済
  • 政治および文化

が試験科目となっています。

  • 外国語(出願者の選択する一カ国語)
    英語 … マークシート方式
    中国語、韓国語 … 記述式とマークシート方式の併用
    フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語 … 記述式

    (ただし、今年度一つの外国語科目が免除となり、併せて他の外国語科目の受験を希望する場合、又は二つの外国語科目が免除となる場合は二カ国語の申請を可能とする。)

  • 日本語による筆記試験 (マークシート方式)
    (ア)日本地理 (イ)日本歴史 (ウ)産業・経済・政治及び文化に関する一般常識
一次試験の外国語では、通訳案内士の業務を適切に行うために必要な読解力、日本文化等についての説明力、語彙力等の総合的な外国語の能力を問われます。

日本地理、日本歴史及び一般常識についての筆記試験は、日本の観光地等に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む)のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問われます。

二次試験の口述では「通訳案内の実務」について試験が行われ、総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史及び一般常識に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定します。

一般社団法人日本観光通訳協会では、試験対策として「通訳案内士試験(英語)合格対策&模擬問題」(第1次、第2次試験対応)という参考書を推薦しています。

通訳案内士試験に必要な参考書や過去問については通訳案内士試験合格のために必要な参考書や過去問まとめをご覧ください。

通訳案内士の試験の合格基準

通訳案内士の試験の合格基準については、以下のように発表されています。

  • 外国語についての筆記試験は、各語学ごとに、原則として70点を合格基準点として行う。
  • 日本地理、日本歴史は、原則として各科目70点を合格基準点として行う。
  • 一般常識は、原則として60点を合格基準として行う。
    ※平成18年度より各科目ごとに合格、不合格を決める方式になりました。全ての科目を合格した場合に筆記(第1次)試験合格となります。

平成27年度の試験では、10,975人が受験し2,119人が合格(合格率19.3%)しています。

日本政府観光局のホームページでは、一部ではありますが過去の問題を見ることができますので確認しておきましょう。

思った以上に難関な感じがします・・・

通訳案内士には試験免除がある!

これは詳しく知りたいです!
はい。

以下の資格を有することが証明できれば、一次試験の外国語の試験が免除されます。

  • 実用英語技能検定1級
  • TOEICテスト(公開テスト) 840点以上
  • TOEIC SWスピーキングテスト(公開テスト) 150点以上
  • TOEIC SWライティングテスト(公開テスト) 160点以上
  • 実用フランス語技能検定試験1級
  • ドイツ語技能検定試験1級
  • 中国語検定試験1級
  • HSK6級180点以上(旧HSK9級以上)
  • 「ハングル」能力検定試験1級
  • 韓国語能力試験(TOPIK)6級

試験免除は願書提出時に申請し、資格保有による免除については、該当することを証する書面の添付(コピー可)が必要となります。

願書提出後に資格を取得しても免除申請はできませんので注意が必要です。

英語の試験免除を狙うなら、TOEIC S&Wをターゲットにすることがおすすめです。

なぜなら、難易度でいうと同じ免除条件である英検1級よりもハードルが低いからです。

「TOEIC S&W」はメモメモ・・・

外国語以外の試験免除

外国語以外にも、以下の項目を満たしている場合には、科目試験が免除されます。

  1. 総合又は国内旅行業務取扱管理者試験の合格者は申請により、筆記試験のうちの(ア)日本地理の筆記試験が免除されます。
  2. 公益財団法人日本余暇文化振興会が実施する地理能力検定の日本地理1級又は2級の合格者は申請により、(ア)日本地理の筆記試験が免除されます。
  3. 歴史能力検定協会が実施する歴史能力検定の日本史1級又は日本史2級の合格者は申請により、(イ)日本歴史の筆記試験が免除されます。
  4. ※注独立行政法人大学入試センター法(平成11年法律第166号)第13条第1項第1号の試験の日本史Bについて60点以上を得た者は申請により、(イ)日本歴史の筆記試験が免除されます。
  5. ※注独立行政法人大学入試センター法第13条1号の試験の現代社会について80点以上を得た者は申請により、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識の筆記試験が免除されます。
  6. 平成27年度筆記試験の外国語、又は(ア)日本地理、又は(イ)日本歴史、又は(ウ)一般常識について合格点を得た方は、申請により平成28年度通訳案内士試験の当該科目(外国語は同一言語のみ)の筆記試験が免除されます。但し、受験して合格した科目は翌年のみ免除の対象となりますので、平成26年度の科目合格により平成27年度免除された科目は平成28年度には免除となりませんのでご注意ください。
  7. 平成27年度の筆記試験を全科目受験して合格し、口述試験に不合格であった受験者及び欠席者は、申請により平成28年度の筆記試験が免除されます。
  8. 過去の通訳案内士(業)試験合格者が、さらに他の外国語による通訳案内士試験を受けるときは、申請により外国語以外の科目の筆記試験が免除されます。
  9. 地域限定通訳案内士試験合格者が当該外国語による通訳案内士試験を受けるときは、申請により当該外国語の筆記試験が免除されます。
  10. または平成27年度地域限定通訳案内士試験の外国語が合格基準点に達した方が当該外国語による通訳案内士試験を受けるときは、申請により当該外国語の筆記試験が免除されます。(但し、免除の申請は合格基準点に達した試験の翌年度に実施される通訳案内士試験にのみ行うことができます。)

※注 独立行政法人大学入試センター法が施行された平成13年1月以降に実施された試験が対象となります。

これは後でしっかりと確認しよっと。

受験費用と試験会場

受験費用は11,700円です(2か国語の場合は23,400円)。

一次試験の試験会場は、日本国内(札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、沖縄県)で、準会場として、国際外語・観光・エアライン専門学校(新潟市)、熊本外語専門学校(熊本市)が指定されています。

国外ですと、ソウル市(選択外国語は韓国語のみ)、 台北市(選択外国語は中国語〔繁体字〕のみ)となっています。

二次試験の試験会場は、英語・中国語・韓国語については東京近郊、大阪近郊、福岡市 (英語、中国語、韓国語受験者で筆記試験を東京近郊、大阪近郊、福岡市の何れかで受験した者は 当該受験場所と同一の地域で口述試験を受験しなければならない)とされ、それ以外の言語については東京近郊で実施されます。

通訳案内士試験の二次試験対策におすすめのオンライン英会話

この章でのポイントまとめ

二次試験対策にはオンライン英会話がおすすめ

ネイティブと多く話すなら『EF EnglishLive』

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通訳案内士試験に臨むにあたり、特に二次試験対策は早めにスタートさせておくことが必要です。

二次試験には語学力とともに、現地で外国語でコミュニケーションが取れる「コミュニケーションスキル」も必要になります。

これらを補うためには、ネイティブ(外国語を話す外国人)と少しでも多く話すことしかありません。

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ポイントは、

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通訳案内士の二次試験(口述)の傾向と対策、試験合格におすすめのオンライン英会話もありますので、どうぞあなたの通訳案内士試験対策にお役立てください。
でも、まだ英語に自信がないのでついていけるか心配です・・・

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