通訳案内士は国家資格です。
一次試験は、外国語、日本の地理・歴史、一般常識を問われる内容となっていて、平成27年の一次試験の合格率は29.3%と、全受験者の約7割が一次試験で脱落するくらいの難関です。
しかし、外国語には試験免除がありますので、通訳案内士試験の難易度と合格率、試験突破のポイントは一次試験にありで条件をクリアしている人は上手に利用しましょう。
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通訳案内士試験の難易度と合格率、試験突破のポイントは一次試験にあり
報酬を受けとって外国人に通訳ガイドをする場合、国家資格の通訳案内士資格が必要になります。 これは通訳 ...
目次
二次試験(口述)の傾向は ”外国人観光客の関心が強いもの”
二次試験については、通訳案内士試験ガイドラインでこのように明記されています。
口述試験は、日本の観光地等に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとする。
実際の二次試験の試験方法
試験は、総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史及び一般常識に係る正確な 知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。
試験を受けることができる外国語は、受験者が筆記試験において選択したものと同一のものとする。
試験は、日本の観光地等に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとする。
試験時間は、10分程度とする。
終了者からの問題の漏洩を避けるため、当該時間帯の間、終了者を未受験者と別の部屋に待機させ、通信機器を預かる等の措置を取るとともに、時間帯によって大きな差が出ないように質問内容のレベルを合わせるなど、受験者間で不公平が生じないような方法とする。
では、具体的に試験方法について見ていきましょう。
- 試験委員が日本語で話す内容を受験外国語で通訳する。
- 受験生は、配布された3つのテーマが書かれたカードを基に、受験外国語でプレゼンテーションを行う。
- 試験委員は、2.の内容について受験外国語で質問を行い、受験生は受験外国語で回答する。
- 第2次(口述)試験で扱う題材は、日本の地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち外国人観光客の関心が強いものとする。
- 評価項目は下記の通り
(ア)プレゼンテーション
(イ)コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲など)
(ウ)文法及び語彙
(エ)発音及び発声
合否判定は、試験官ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ上記の評価項目ごとに、具体的な評価基準を設定しておくものとされ、原則として6割を合格基準点とし、当該合格基準点に達しているか否かを判定することにより行います。
【例】2010年の二次試験の内容
[1]試験官
試験官は、基本的に、外国人(ネイティブスピーカー)と現役通訳ガイドと思われる人の2名1組で実施されました。
<試験官の主な担当>
- 外国人:主要な質問をほとんど担当
- 現役通訳ガイド:進行役、および時々質問も担当
[2]試験時間
受験者1人あたり、約5~8分。
[3]試験内容
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最初に、受験者の氏名と住所を質問されました。
最も標準的な質問の仕方は以下のようなものでした。
Please tell us your name and where you live.
- 次に、6種類の問題群から3~6問の質問がされました。
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最後に、日本語で下記の質問がされた。
(1)あなたはどのような通訳ガイドになりたいか。
(2)通訳ガイドになったら心がけたいことは何か。
二次試験の対策と合格のためにおすすめのオンライン英会話
以上の通訳案内士の二次試験の傾向を踏まえて、効率的に対策を取っていきます。
まずは参考書と無料動画サイトを利用して二次試験対策
また、二次試験対策講座(PDFと動画)を無料で公開しているサイトもありますので、こちらも参考にするといいでしょう。
しかし、こちらのサイトは講義を動画にして編集しているだけですので、あくまでも参考にする程度と考えたほうがよいでしょう。
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二次試験合格におすすめのオンライン英会話
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詳しくは、オリンピックボランティアになるなら知っておきたい「公式言語トレーニング」とは?をご覧ください。
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オリンピックボランティアになるなら知っておきたい「公式言語トレーニング」とは?
近年のオリンピック・パラリンピックでは、「公式言語トレーニング」というものがあります。 この、公式言 ...
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通訳案内士の二次試験対策には、インプットする(聞く)ことも大事ですが、しっかりとアウトプットする(話す)ことを繰り返して、英語ですぐに返答ができるような癖をつけておきましょう。