2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
一生に一度のこの大会で、通訳ボランティアとして活躍したいと考えている人も多いと思います。
そこで、通訳ボランティアとして活躍するために必要なTOEICの点数やTOEIC試験の目標設定のための目安についてまとめていきたいと思います。
目次
通訳ボランティアになるためのTOEIC試験の点数と目標設定
2020年東京オリンピック・パラリンピックで通訳ボランティアとして活躍するために、TOEIC試験で何点を目指せばいいのかは説明しました。
そして今度は、
- どのように目標設定をしたらいいか?
- 目指す点数は具体的にどのようなことができるレベルなのか?
を確認していきましょう。
どのように目標設定をしたらいいか?
目標設定をするために、まず大切なことは2つあります。
- 何のためにTOEIC試験で高得点を取りたいのか
- 自分は今どのくらいの実力なのか
この2つを明確にしておく必要があります。
「なんとなく」英語を始めた人ほど、「なんとなく」やめていってしまいます。
誰のために、何のために、自分のために、この気持ちを明確に言えるようにしておくことが重要です。
「私はオリンピックで通訳ボランティアになるために英語を勉強する!」
そして、目標設定をするためには、今の自分の実力も把握しておく必要があります。
自分の現在地がわからずに、ただ闇雲に英語の勉強をしても意味がありません。
なんとなく英会話教室に通ったり英会話教材を買っても、上達をするどころか英語を嫌いになってしまうこともあります。
そうならないためにも、まずはTOEIC試験を受けて、自分の現在地を知るところから始めましょう。
→TOEIC試験のスケジュールはこちら
目指す点数は具体的にどのようなことができるレベルなのか?
英語を学ぶ目的によって目指す点数は異なります。
まずはTOEIC試験を受けてみて、その結果がどのレベルなのかを知り、そしてどのレベルまで行きたいかを具体的にイメージをして上達を目指すことが必要です。
今のあなたはどのレベルですか?
そして、どのレベルに行きたいですか?
会話レベル(TOEIC試験L&Rスコア470点)
「片言でもいいから何とか会話したい」という方は、最低でもこのレベルを目標にしましょう。これは、ホテルのフロントでの会話をこなすような決まり文句の会話レベルです。英語を使うのが、例えば年に数回の海外旅行程度という方でも、この470点位の力がないと、決まり文句もでてこないでしょう。
出張レベル(TOEIC試験L&Rスコア600点)
「通訳をつけず一人で海外に行き、最低限の打ち合わせをしたい」という方は、まずこの辺を目標にしましょう。TOEIC L&Rスコア600点は、使える英語の入り口といわれていますが、まだ本格的な商談は難しいレベルです。就職を目指す学生さんも、まず600点をクリアしておくと、採用時のアピールポイントになるでしょう。
駐在レベル(TOEIC試験L&Rスコア730点)
「海外に駐在して、何とか商談をこなしたい」という方は、この辺が目標になるでしょう。プレゼンテーションはできても、その後の質疑応答では冷や汗の連続というレベルです。文部科学省は730点を英語教員の目標としていますので、英語教員の皆さんはこのレベルは突破しておきましょう。
セミプロレベル(TOEIC試験L&Rスコア860点)
「翻訳者、通訳者など英語を使った仕事をプロとして選びたい」という方は、まずはこの辺が最低限の目標になるでしょう。TOEIC L&Rスコア860点はプロレベルというより、セミプロレベルです。“英語を学ぶというより、英語で学ぶレベル”と考え、英語を大量にINPUT・OUTPUTすることが大切です。
プロ通訳者レベル(TOEIC試験L&Rスコア950点)
プロの通訳者でTOEIC L&Rスコア950点以下の通訳者はほとんどいません。このレベルはプロになるための本格的トレーニングを開始するレベルです。TOEIC L&Rスコア950点はプロへの第一歩といえそうです。プロを目指さない方にとっては、“書く英語”の仕上げに入るレベルと言っていいでしょう。
東京オリンピック・パラリンピックで通訳ボランティアとして活躍するために必要な英語力とは?
東京オリンピック・パラリンピックで通訳ボランティアとして活躍するために必要な英語力の目安は、TOEICで840点以上と言われています。
これは、全てのボランティアに必要な目安というものではなく、大会ボランティアの中で重要なポジションにつくために必要な英語力の目安と言えます。
ボランティアの中でも重要なポジションにつくためには、一定の語学力が必要と東京2020大会に向けたボランティア戦略の中でも言われています。
多言語対応
(1)対応言語、配布物等
ボランティアは、国内外からの大会関係者や旅行者にスムーズに対応する必要があることから、各拠点の立地状況やニーズを踏まえ、必要言語や外国語のスキルを有する人の配置等について検討していく。あわせて、地図やガイドブックなど配布資料の対応言語についても検討していく。
この「必要言語や外国語のスキル」として有名なのが通訳案内士と言う国家資格です。
通訳案内士の試験には外国語や文化などの一般常識の筆記(一次試験)、コミュニケーションスキルなどを問う口述試験(二次試験)に分かれますが、TOEIC840点以上を証明できれば英語の試験が免除されます。
これが、通訳ボランティアとして活躍するために必要な英語力の目安の根拠となります。
通訳案内士の試験や免除については【資格・試験・免除項目】東京オリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」とは?を参考にしてみてください。
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【資格・試験・免除項目】東京オリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」とは?
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのボランティアで注目を集める「通訳案内士」の資格について ...
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まとめ
これから英会話の勉強をしようと思っている人のほとんどが働いている人か学生さんだと思います。
そして、忙しい中で時間を作って勉強をすることになるでしょう。
1つ言えることは、英語に限らず忙しい人ほど時間の作り方が上手ということです。
机に向かって勉強するだけが英語の勉強ではありません。
通勤・通学の時間、待ち時間、何かをしながら、色々な隙間時間をうまく利用して勉強することが、英語上達の秘訣です。
少しの時間の積み重ねを意識して、英語の勉強を楽しんでみてください。