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稼げる通訳案内士になるために必要な3つの条件とは?

投稿日:2017年2月15日 更新日:

通訳案内士は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて人気の職業となりつつあります。

しかし、通訳案内士の半数が年収200万円以下という現実があります。

え?半数以上も200万円以下なんですか?
これ以上稼げてる人っているんですか?
では、稼げている通訳案内士はどんな人でしょうか?

経験豊富?語学堪能?人柄?コネがある?

もちろん、その全てを備えていれば需要のある通訳案内士になることはできます。

しかし、これから通訳案内士として頑張りたいと思っている人に経験はありませんし、コネもありません。

そこで、稼げる通訳案内士になるために必要な3つの条件について解説します。

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稼げる通訳案内士になるために必要な3つの条件

通訳案内士は国家資格ですが、資格を取っただけでは仕事はできません。
確かに、仕事として成立しないと資格をいくら持っていてもダメですよね。

また、いくら能力が高くても性格などが向いていないと、「仕事」として成立させることは難しくなります。

通訳案内士に向いていない人とは?

通訳案内士に向いていない人はこんな人です。
  • コミュニケーションスキルが低い人
    高い語学力があっても、親しみやすく、コミュニケーションスキルが高い人でないと通訳案内士には向いていません。
  • 臨機応変に対応できない人
    ガイド中には様々なトラブルが起きますので、落ち着いて臨機応変に対応できない人には向いていません。
  • チャレンジ精神や知識欲が旺盛でない人
    外国人観光客の中にはハードルの高い要望を出してくる人もいます。そう言った要望にも何とか応えたい、失敗しても次にどう生かせるか考えられる人でないといけません。
    また、どんな要望にも応えられるよう日頃からアンテナを張っている人でなければいけません。
  • ホスピタリティがない人
    一期一会の出会いを大切にし、「楽しんでもらう」「気持ちよく帰ってもらう」ことができるよう気配りができる人でないと通訳案内士は務まりません。
通訳案内士を目指す人は、最低限この4つをクリアしている必要があります。

しかし、これだけでは一人前の通訳案内士として生計を立てることはできません。

どうすればいいんでしょうか?

そこには、通訳案内士として稼ぐため3つの条件があります。

立派な通訳案内士として独り立ちするために必要な3つの条件とは一体なんでしょうか?

スムーズにコミュニケーションが取れる語学力

通訳案内士を目指している人のほとんどが、英語での通訳を考えているでしょう。

一般的に、通訳案内士に求められる英語力は、TOEICスコア840点以上と言われています。

これは、通訳案内士試験の外国語(英語)試験免除の基準が、TOEICスコア840点であることから来ています。

詳しくはTOEICは何点以上必要?東京オリンピック・パラリンピックの通訳ボランティアに求められる英会話能力とは?をご覧ください。

特に、2020年東京オリンピック・パラリンピックの際には、想像を超える外国人観光客が日本を訪れます。

今までに経験したことのないような外国人観光客の増加にともない、通訳案内士の需要も増えます。

仕事の機会が増えればそれだけ発生するトラブルの量も増加しますので、落ち着いて対処できる臨機応変さとともに、外国人観光客に安心してもらえる語学力が求められます。

近年のオリンピックでは、長野オリンピック以降に導入された公式言語トレーニングというものもありますので、日頃の勉強とともに実践的なトレーニングを地道に積み重ねるようにしましょう。

公式言語トレーニングについてはオリンピックボランティアになるなら知っておきたい「公式言語トレーニング」とは?にまとめていますのでご覧ください。

ホスピタリティを常に意識する

通訳案内士に向いていない人の中に「ホスピタリティがない人」と先ほどお伝えしましたが、通訳案内士は常にホスピタリティを意識することが必要です。

あなたが外国人観光客をガイドするのは初めてじゃなくても、あなたにガイドを頼む人にとっては、あなたが日本の文化との接点になります。

もしかしたら初めての日本の印象が、あなたで変わってしまうかもしれません(いい意味でも悪い意味でも)。
できれば「良い印象」を持ってもらいたいですね。

そういった意味では、相手が外国人観光客でなくても、日頃から自分の中にあるホスピタリティを常に意識しながら生活することが重要になってきます。

「人をガイドする」「観光地を案内する」という点で、コミュニケーションスキルや臨機応変な対応力を磨く一環で、ツアーコンダクターとして観光案内のスキルを磨くのも1つです。

まずは説明会に行ってみよう!

ツアーコンダクターの仕事は通訳案内士と通ずるところがたくさんあります。
説明会は全国各地で開かれていますので、仕事内容や待遇、実際に働いている人の声などを聞いてみましょう。
【東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡・鹿児島・沖縄】

ツアーコンダクターとして働くためには資格が必要ですが、この資格は比較的短期間で集中して取得することができるのでおすすめです。

説明を聞いてみるだけでも刺激になりそうですね。
通訳案内士とツアーコンダクターは、コミュニケーションスキルとホスピタリティの重要性に通じるところがありますので、実際に兼業をしている人も多くいます。

通訳案内士とツアーコンダクターとの違いについては通訳案内士とツアーコンダクターの違いとは?通じるところはあるの?にまとめていますのでご覧ください。

自分から積極的に宣伝、営業する

通訳案内士として生計を立てることができていない人の中に、積極的に自分を宣伝、営業できていない人がたくさんいます。

派遣会社や旅行会社、業界団体に登録しただけで、オファーを待っているだけでは仕事は増えません。
これが一番の問題点かもしれませんね。

自分から積極的に仕事を受けに行く「攻めの姿勢」がなければ、仕事は増えず、収入も増えません(食べていけません)。

そこで活用するのは、自分のホームページです。

自分から発信をし、世界中からアクセスを集め、あなたを選んでもらいましょう。

ホームページを作ることは難しいことではありませんし、コストもほとんどかかりません(外注で作ってもらうと60万円以上かかります)。

まだ「受け身」の営業しかしていない人は、2020年東京オリンピック・パラリンピックが始まる前に、今のうちに自分のホームページを作っておきましょう。

ホームページの作り方についてはフリーの通訳案内士が仕事を得るために必要なこと【実は難しくない ”ホームページ運営のいろは” 】にまとめていますのでご覧ください。

稼げる通訳案内士になるために必要な3つの条件 まとめ

スムーズにコミュニケーションスキルが取れる語学力

ホスピタリティを常に意識する

自分から積極的に宣伝、営業する

この3つを意識しながら、稼げる通訳案内士の仲間入りができるよう、頑張っていきましょう。

何事もですが、やはり「初めの一歩をどれだけ早く踏み出せるか」、そして「どれだけコツコツ地道に努力できるか」が重要です。
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