通訳案内士試験に向けて一生懸命勉強をしてきて、ようやく本番当日を迎えます。
そんなとき、気をつけること、注意することはなんだと思いますか?
また、当日はどんな気持ちで試験に臨んだらいいのでしょうか?
試験は本当に観光ガイドをしているイメージで受けよう
あなたがもし、海外旅行先で観光ガイドを雇ったとしたら・・・
- 明るい性格で
- 楽しくて
- いろんなことを教えてくれて
- 面倒見が良くて
こんな観光ガイドに案内してほしいと思いませんか?
そうです、これが試験当日に ”あなたがなるべき姿” です。
そして最も大切な2つのポイントがあります。
- 挨拶はハッキリと
- 自己紹介をするときはフルネームを名乗る
そして、目の前にいるあなたのガイド先に、笑顔でこう伝えましょう。
あなたが日本で素晴らしい時間を過ごせるように、私がここにいます。
さあ、一緒に出掛けましょう!
日本のことをたくさん知ってください!
私の国はこんなに美しいところです。
美術品、芸術、文化、テクノロジー、人々の笑顔、素敵なもので溢れています。
私たち日本人は、あなたと同じように生きて、喜びも悲しみも味わいながら、毎日一生懸命暮らしています。
食べ物の好みは違うかもしれませんが、せっかくですのでちょっと試して見てください。
もしかしたら、気に入ったものがあるかもしれません。
さあ、一緒に出掛けましょう!
自分の国、人々に対する思いを ”口に出して” 言っておきましょう。
そして、二次試験の担当官に会う前に、何度も心の中で繰り返しましょう。
何度も何度もイメージすることで、あなたの顔にはきっといい表情が生まれることでしょう。
試験の担当官も緊張しているかもしれません。
あなたの素敵な笑顔で、その緊張をほぐしてあげる、それくらいの心で臨むようにしましょう。
ホスト役としての振る舞いを意識しよう
試験中に、もし意味の分からない質問があれば、丁寧に聞き返しましょう。
内容がわからなくても、「わかりません」と言って口を閉ざしてしまってはいけません。
そうしてしまうと、試験の担当官もなす術がなくなってしまいます。
そんなときは、「判断するのは難しいのですが・・・」などと言いつつ、落ち着いて頭の中で記憶を手繰り寄せ関連する事項を探しましょう。
「こんな記事を呼んだのですが・・・」
「こう言う意見もありますが・・・」
などと、第三者の意見を引き合いに出して、それに対して自分は賛成だとか反対だとかと答えていく方法もあります。
ただし、あまり極端な意見は避けたほうがいいでしょう。
特に政治や宗教の問題はデリケートな問題ですので要注意ですので、友好的・平和的な姿勢を重視しましょう。
服装や姿勢にも注意しよう
服装は、あまりくだけ過ぎないような格好が望ましいでしょう。
通訳案内士はお客様をお迎えする立場ですから、清潔感のある服装が好まれます。
そして、「合格したら絶対にガイドをする」という熱意をアピールしましょう。