2020年東京オリンピック・パラリンピックで注目を浴びている通訳ボランティアですが、通訳にはどのようなスキルや資質が必要なのでしょうか?
「通訳になれる人、なれない人」の違いをわかりやすく解説します。
通訳になれる人とは?
通訳になれる人のスキルや資質とはどんなものでしょうか?
あなたに当てはまるものはいくつありますか?
通訳になれる人が持っているスキル
自ら考えることができる
ものごとの全体像を把握できる
高い日本語能力
形式にとらわれない柔軟さ
通訳になれる人が持っている資質
サービス精神が豊富
チャレンジ精神が旺盛
誠実・謙虚
言葉の裏側や感情に敏感
通訳になれない人とは?
通訳になれない、向いていない人の特徴はどんなものがあるでしょうか?
自己顕示欲が強すぎる人
主義主張が強すぎる人は、訳出に自分の意見を挟んでしまいがちで、誤訳にも気がつかなくなります。
自信は大事ですが、過信してしまうと壁に当たったときに心が砕けてしまいます。
「通訳=訳すこと」と勘違いする人
通訳を、正確に訳すことを重視し過ぎる人は向いていません。
語学力が高いことが通訳力が高いこととイコールではないことを知っておきましょう。
新しいことに挑戦しない人
通訳スキルは教科書通りではありませんし、時代と共に変化していきます。
自分の概念に凝り固まってしまう人は、ものごとの吸収が遅く、変化に対応できずに一歩踏み出すことができなくなってしまいます。
訳を創作してしまう人
話し手の言葉を勝手に繋ぎ合わせてストーリーを作ってしまったり、嘘をついてしまう人は通訳には向いていません。
また、英語の聴力が弱いと話し手の言葉を聞き取ることができないので、自分で話を作ってしまいがちです。
そうならないために、しっかりとリスニングの勉強をしておきましょう。
慎重に行動しすぎる
細かい点にこだわりすぎたり、慎重すぎる人は、訳が止まりやすくなるため通訳に向いていません。
「何も足さず、何も引かず」という基本を大切に勉強するようにしましょう。
通訳になれる人、なれない人のまとめ
通訳になれる人は、このような人です。
- どんな表現がより伝わるかを自分で考えられる
- 「単語拾い」になっていない
- 「伝える」ことを重視している
- 視野が広く客観的な視野を持っている
- 聞き手のことを考え、努力や挑戦ができる人
もし今あなたに自信がなくても、これから勉強をしていくことで通訳への道は開けてきますので、しっかりと今のうちに自分を分析しておきましょう。
通訳の仕事内容については通訳者のレベルと仕事内容ってどう違うの?にもまとめていますのでご覧ください。
-
通訳者のレベルと仕事内容ってどう違うの?
通訳の仕事は、経験・キャリアによって請ける内容が異なります。 そこで、レベル別に請けることができる仕 ...