2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、IT系エンジニアの需要が増しています。
特にセキュリティなどの面での人材難が顕著で、人材の育成も課題と言われています。
また、IT企業の多くは積極的に中途採用を行っていて、即戦力になる人材の確保に必死になっていますので、今は「売り手市場」とも言えます。
では、30代のあなたが即戦力として希望する会社に転職するのに必要なことはなんでしょうか?
目次
東京オリンピックでIT業界に求められている人材は「即戦力」
IT業界で求められている人材とは、ずばり ”即戦力” です。
これは、どの業界にも言えることなのですが、転職してくる人材は新卒社員と違って教育・育成コストがかかりません。
さらに、
- 実務などのテクニカルスキルがある
- 周囲と円滑なコミュニケーションを図ることができる
- 人脈や実績がある
深い知識と広範囲をカバーできる見識
IT業界では、即戦力となる転職者に、専門の深い知識と広範囲をカバーできる見識が求められます。
コミュニケーションスキル
上でもお伝えしていますが、IT関連の仕事は他業種を相手にすることも多く、また同業者同士で連携してプロジェクトを進めることもあります。
このようなときに、円滑なコミュニケーションがとれる、リーダーシップがとれる人材がいることで、スムーズに仕事が回ります。
しかし、コミュニケーションスキルは一朝一夕で身に付けることはできません。
それまでの社会人経験・人生経験に裏打ちされてにじみ出てくるもので、IT企業の採用担当者はこのようなコミュニケーションスキルを持ち合わせている人材を、喉から手が出るほど欲しがっています。
求められるのは、「お客様」との会話能力
コミュニケーションスキルといっても、「あいさつができる」程度のものではありません(これは最低限です)。
必要なのは、「お客様」との会話能力です。
実際に、現場では ”無茶な要望” や ”思いつきの要求” などが頻繁に飛び交います。
この手の問題に毎回困っているという人もいるでしょう。
しかし、これらの問題を
- 整理し
- 体系化してまとめ(要件定義)
- 相手に説明し
- 納得してもらう
難しい言葉をわかりやすく伝えられる能力
IT業界には、言葉のキャッチボールが苦手な人が少なくありません。
- 聞いてもいないことを話したり
- 回答の前に回りくどい説明をしてしまったり
- 難しい専門用語を多用してしまったり
また、論理的な思考が身に付いてしまっているためか、「これを説明しないと理解してもらえないだろう」と考えてしまい、どうも話が長くなる傾向にあります。
ただでさえ難しいIT専門用語が飛び交っている現場ですので、説明や会話には簡潔さが求められます。
「売り手市場」でも転職が簡単なわけではない
冒頭で、IT系エンジニアは「売り手市場」とお伝えしました。
しかし、だからといって転職が簡単にできるということではありません。
もちろん、IT業界は人材不足ですし、2020年には東京オリンピック・パラリンピックも迫っていますので、転職をしたいという人には大きなチャンスかもしれません。
ただし、どの企業も欲しがっている人材は ”即戦力” です。
例え人手が不足していても、
- 戦力にならない人は必要ない
- 戦力にならない人を雇って足を引っ張られたくない
- 無駄な給料を払うのであれば現有戦力で戦いたい
転職や就職にあたり、自分を過度に卑下することはありません。
まだ自分のスキルに自信がなかったとしても、今あるスキルを整理したり底上げをすれば大丈夫です。
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「30代」という年齢が転職のハードルになることもある
IT業界だけではありませんが、企業の採用担当者は30代よりも20代のほうが「採用したい」という傾向にあります。
30代のほうが仕事も覚えて、ノウハウも蓄積しているはずなのですが、どうしてなのでしょうか?
「30代」は前職のカラーに染まってしまっている
30代になると、ある程度の大きなプロジェクトを任せられるようになったり、責任あるポジションも経験するようになります。
これは、ある意味では素晴らしいことなのですが、転職の採用担当から言わせれば、こうとらえることもできます。
- 長くいた前職の会社のやり方が染みついてしまっている
- 考え方や方針を理解してもらうことが難しい
- 適応力や柔軟性に欠けている
- ”伸びしろ” が少ない
それまでの社内評価が転職の際の評価と同じとは限らない
それまでの会社では、実績も積み上げて、社内での信頼も得ることができたかもしれません。
しかし、それはその企業での ”やり方” に忠実にできたからであって、特にIT業界では、会社特有のカラー(その会社でしか通用しない)で評価を得たということが往々にしてあります。
自分のそれまでの実績や役職が、転職の際に全然役に立たなかったという話はよく聞かれます。
30代IT系エンジニアが転職の前にやっておくべきこと
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、30代のITエンジニアが転職の前にやっておくべきことは一体なんでしょうか?
1. 自分の ”強み” を整理しておく
- 自分はどんな人間か
- どんな実績があるのか
- 転職先でどのような貢献ができるか
これらのポイントを、すらすらと面接官に伝えられることは最低限です。
2. 自分の持っているスキルを客観的に見る
長く1つの会社にいると、自分の持っているスキルが転職市場でどのように評価されているのかを知ることはありません。
あなたが評価している自分のスキルは、もしかしたら転職市場では思った以上に評価が高いかもしれませんし、その逆もあります。
3. あなたの転職理由はなんですか?
あなたは、自分の転職理由をしっかりと伝えることはできますか?
企業の採用担当からすれば、テクニカルスキルやコミュニケーションスキルももちろんですが、「今すぐに転職できるのか」「即戦力になってくれるのか」の判断が重要です。
転職者の採用には、企業側に多額の費用や時間がかかります。
転職理由に「自分の成長のため」「新しいことに挑戦」したいと挙げるのであれば、なぜ今の会社でそれをしなかったのか?と、あっという間に不合格とされてしまうでしょう。
必ず複数の転職サイトに登録することでアンテナを張っておく
情報は命綱です。
そして、選択肢は数多く持っているにこしたことはありません。
そのためにも、転職活動をする前に、必ず複数の転職サイトに登録し、情報をキャッチするアンテナを張り巡らせておきましょう。
なぜ複数の転職サイトに登録するの?
同じ求人でも転職サイトによって担当が異なる
よりよい条件を選ぶことができる
非公開案件をカバーできる
転職先を真剣に考えるのであれば、転職をサポートしてくれる担当には恵まれたいものです。
実際、私も自身の転職の際には素晴らしい担当さんに巡り合えたお陰で、やりがいのある職場に巡り合えました。
複数の転職サイトに登録しておけば、仮に1つの転職サイトの担当が自分に合わなくても、他の転職サイトの担当に任せることもできます。
担当には、複数の転職サイトを利用していることを隠さないようにしましょう
同じ求人に複数のサイトから応募しないようにしましょう
IT系エンジニアでおすすめの転職サービス
こちらで紹介する転職サービスは、どれも登録は無料ですので、必ず2つ以上の登録をするようにしましょう。
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まとめ
30代のIT系エンジニアの転職で大切なのは、
求められる人材でいること
自分の ”強み” を整理しておくこと
自分のスキルを客観的に見ること
転職理由を明確にしておくこと
複数の転職サイトに登録をしておくこと
以上の5つです。